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CASA HISADA
築80年の古民家、9代表久田カズオの実家をリノベーションした事例です。 
 牛小屋とおくどさん(竈)があった土間の部分にリビングとキッチン、ベッドルーム、バスルームを作りました。  
 日本の伝統工法で建築された建物がもつ、陰と陽の対比、静寂感に、古い梁を無光沢水性塗料で汚すように塗ることにより、欧的なセンスをミックスさせました。 
 このような古民家は、その土地の大工さんが代々受け継いだ知識と技術で建築されており、その土地の気候風土に最適化されております。 
 また、釘を使わない工法と統一されたモジュールにより、構造物を再利用したリノベーションが行われていました。 
 建物を永く使う方法論が確立されていたのです。 この古民家も70年前に他の村から移築されています。  
 しかし、こうした古民家が、今現在の生活習慣にそぐわなくなっているのも事実です。 
 今回のリノベーションは古民家の神秘性を残しながら、住み心地を上げる実験として行いました。 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 
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